2016年11月23日水曜日

(番外編)交通安全のお守りが溜まってしまいました、さて。


いろいろ、ネタは溜めていますが、輩出までもうしばらくお待ちください。

交通安全のお守りを貰う


さて、車の納車というのは、その昔、東京五輪の時のテレビの納品のように家族にとっては儀式だったりしますよね。レクサスなんかは「納車式」なんてやってますけど、メルセデスやVWグループも豊橋のセンターで同様のサービスをはじめました。日本人としては同時に「お祓い」と「お守り」を貰いたい訳で、関東の人などは川崎大師に車を持って行ったりしませんかね?しますよね?

僕は親族が「やりなさい」と言うのでありがたく行っていますが、この時にもらうお守りが溜まってしまうんですね。なんか、溜まってしまうと、あまり良くないな、と思います。かといって、お守りを捨てるのもどうかと・・・。

溜まったお守りはどうするか


貰った神社に持っていけばちゃんと対応して頂けることは知っていますが、そのためだけに川崎大師へ行くのも難しい。

現金書留で「お焚き上げ」のお願い


そこで、交通事故がなかったお礼も兼ねて、それぞれの神社に対して、現金書留に添えてお守りを送りました。宛先は


神社名 「お焚き上げ」係 御中


って感じです。当該お焚き上げ料はそれぞれでしょうが、私は1つのお守りに関して1000円としました。多いか少ないかはコメント頂きたく。

すぐに礼状が届く


数日経過すると、それぞれの神社から「お礼状」的なものが届き始めました。これは予想外。


水天宮の例(実物)


川崎大師の例(実物)



川崎大師の例(実物)



ということでこれを持って「お焚き上げ」されたことが分かりまして、安心して過ごせるということになりました。是非、皆さんもやってみてはいかがでしょうか。

では、また!

2016年11月5日土曜日

991-2 カレラS ブレーキの話


997と比べてどうか


991の前期に乗っていないので、今回の後期型のブレーキがどうかという比較対象は997の後期になってしまうんですが、その前提で印象を書きます。

距離も3000キロを超え、ディーラー推奨の慣らし運転も完了。やっと回せるようになりました。従って、ブレーキも思いっきり踏めるようになりました。3000キロですから、ブレーキパッドもだいぶ当たりがついている頃かと。

サイズ


997に比べて991は普通のカレラが318mmから330mmへ、カレラSが330mmから340mmにローターが拡大しています。キャリパーはカレラが4ポッドであるのに対しカレラSは6ポッド(リアは4ポッド)です。車重は997時代と大して変更ありませんから、ブレーキだけ見た目の数値が大型になっている感じがします。

印象はどうか


これが、997後期にくらべて991後期は、驚くほどブレーキの印象が違うんですね。ポルシェのブレーキですから、いわゆる「宇宙一」であることは変わりないのですが、

997後期は

踏めば踏むだけ効く

という感じだったのに対して

991後期は

足を乗せただけでブレークパッドがローターに吸い付くように効く

という感じに大きく変わりました。ひょっとすると好き嫌いはあるかもしれませんが、個人的には最新カレラSのブレーキは今までで最高です。これだけ効くことに慣れてしまうと、ブレーキポイントが遅くなりますから、後続車をチラ見してから、みたいな動作になります。それだけ効くんですね。

PCCBは必要なのか


+百数十万払うと黄色いキャリパーのカーボンセラミックブレーキ(PCCB)を付けることができます。確かに、最新のPCCBは立ち上がりも早く、とてつもなく効きます。ですから一度つけると病みつきになると言われてきました。私もPCCB装着車に何度も乗ったことがありますが、まー、とてつもなく効くんですよね。ディーラーのセールス氏曰く「本当に追突事故が多発しています」というのがわかります。でも、そのPCCBをもってしても、当たりの付いた最新のブレーキは殆どそん色ないほど(もちろん、乗り比べればわかると思いますけど)高度な制動性を見せるブレーキになっています。ですから、捨てるほどお金があれば別ですが、ランニングにもとてつもなく費用がかかるPCCBは不要だと思いました。まだ今の車でサーキットへは行ってないのでフェードに関する感触はわかりませんが、まぁ、これなら大丈夫でしょう。


とにかく、カレラSの純正ブレーキは惚れ惚れするほど効きますので、是非、お試しください。

では、また!

2016年11月4日金曜日

(番外編)テスラ「モデル3」


うーん、ポチってしまいました。エレキです。


はい、15万円一括のクレジットカード決済ですね。単なる順番待ちのために・・・。根っからのテクノ好きなんでこれも勉強の内と言えば聞こえは良いですが。

まさか、エレキ車に興味を持つとは思ってもいなかったんですがi3に試乗して感動してしまったんですね。もちろんi3もとっても恰好良いんですが、エレキやるならエレキ専門屋だろと思いまして。

こんな飛び道具のような資金調達をやる奴らは並みの米人じゃねーだろうと思ってまして、それで、いっちょ参加するか、となった訳です。

会計的には、先方は「預け金」とかになるんでしょうかね。まぁ、どうでもいいです。
30万台近く一瞬で予約が入って、バランスシートに乗っかるお金が300億円弱集まったんですけど、決算を見ると、結構ヤバいんですよね、テスラ。

詳しいところは、お馴染み「決算が読めるようになるノート」が正面からぶった切ってますからそちらをご覧ください。もはや「陰謀」と化しています。それくらい、このエレキ屋、いっちゃってるようです。

まぁ、気にするのはやめましょう。もはやこのぶっ飛んだ米人を信用するしかありません。コケれば15万は無くなると思いますが、まぁ、それも良いでしょう。ロケットを飛ばして、また着地させる、みたいな事をやってのける訳ですから、多分大丈夫です。

しかし、最初のデリバリーが1年半先です。しかも、私はひよって列の後ろに並んでますし、30万台も予約入ってしまっては、納車は大幅に遅れることが確実。だから、駐車場の確保もいったん忘れることにします。ひょっとすると、われらがポルシェのミッションEの方が先だったりして。

以上、ご報告でした。

では、また!

2016年11月1日火曜日

991-2 カレラS PCMアプリの日本ローンチは一体いつなのか?

PCMアプリの謎


さて、表題の件ですが、ご経験の方も多いと思いますが、ポルシェの新インフォマティクスのPCM(Porsche Communication Management)ですが、iPhoneもAndroidもアプリが存在しています。加えて、ご丁寧に日本語の公式ページにもアプリの事が掲載されています。


しっかりQRコード付きでダウンロードできますね。そして、ちゃんとダウンロードもできます。



こんな感じです。

けど、これが使えないんです。最初は使い方がわからないと思ったんですが、使えないんですね。ネット上の公式情報はコレコレ

うーん、まったくやる気が感じられない・・・。

そこで、ディーラーに電話。

私:「使い方わかります?」
担当セールス氏:「なんっすかそれ?」
私:「・・・」
担当セールス氏:「ちょっと、ポルシェジャパンに聞いてみます」

そして2日後。担当セールス氏から電話があって、


  • 今は使えない
  • 日本は来年2月のスタートを目指すとのこと


でした。

CarPlayで十分だろ論


とは言え、不便化と言えば、CarPlayが使えますから、手持ちのiPhoneで検索した先をCarPlay上の地図アプリで動かすことはできますし、不便ではありません。しかし、このAppleの地図アプリをGoogleの地図アプリを比べてしまうと、


  • 音声ガイダンス
  • 地図の繊細さ
  • 渋滞情報の正確性
  • その他


いずれをとっても、かなりビハインドなんですよね。だからPCM純正のGoogleマップを手元のスマホから自由に使いたいんですね。

まぁ、では、2月を待ちます。けど、8月末にupdate予定のPCMのソフトウェアもまだupdate来ていないし・・・。2月のスタートは無さそうですね(悲

では、また!

2016年10月29日土曜日

991-2 カレラS カレラと安全な駐車場の「車止め」とは


久しぶりの投稿になってしまいましたが、この間も色々とTipsを貯めていました。ところで、私の911-2カレラSですが、やっと3000キロを達成しました。


このままですと年6000キロですから・・・あまり乗ってませんね。もう一台のレクサスNXは1年点検を前に8000キロですから、合わせると、まぁ、そこそこ走ってますよね。

NXと言えば「アレの何がいいんだ」という人がいます。私も日々「なんだよー、まったく」と思ったり「いや、やっぱり凄いなー」と思ったりと日々心が揺れていますが、あー、そういう事なのかと思った事があります。この写真を見て下さい。


ココですね。LEDの三連ライトですが、感じの「止め跳ね」の様なLEDのポジショニングランプがNXの主張の一つです。


そう、これですね。
で、外国人の工業デザイナー曰く、「これが身震いするぐらい凄いんだ」と。この極めて有機的で複雑なまさに筆で書いた様なLEDの形をバンパーに綺麗にぴったり埋め込むという技術が凄いとのこと。言われてみれば確かに。

で、もう一枚。


ココなんて、物凄く細い部分が複雑なディメンションで三次元で織り込まれています。LED側とバンパー側の間なんて、確かに、ぴったりと嵌っています。確かに凄いかも。これが量産されているという事実が凄いそうです。で、最近、街でもだいぶ見るようになったRXですが、こっちはこういった複雑な事はやってませんね。いわゆる3連LEDライトのアッセンブリ-の中に入れ込んじゃってますね。だからNXは凄いそうなんですね。

さて、本題。カレラと駐車場の車止め問題


で、本題です。以前、997のカレラSに乗っていた時に渋谷のコインパーキングに停めたら、「ガリッ」と。どこをガリッたかというと、車止めとエグゾーストのパイプの取り回しの一番出ている部分がぶつかってしまったんですね。それ以来、最後までタイヤを当てない日々が続いていました。

取り回しが悪かった


997カレラSは北米からの並行輸入モノでした。こいつの排気パイプの取り回しが非常に悪くて、かなり突き出しちゃっている部分があったんですね。加えてPASM装着車だったので車高が数センチ低いという事もあったかもしれません。

991-2カレラSはどうか


今回は正規モノを新車で買ってますから、こういうガリっは避けたいですね。そこで、いろいろと注意してコインパーキングを使っていました。ご存じの通り、991-2からはPASMが標準装備ですから、997の時と同じ状況かな・・・とビビっていましたが。


例えばコレ。カレラにとってはとても優しい車止めですね。丸の内のある地下駐車場です。


全く問題ありませんね。


そう、この角度から撮るとわかるのですが、997と比べて排気パイプの取り回しがとっても綺麗なんですね。でっぱりが全くありませんね。

さて、次です。


コイツですね。よく見ますよね。997の時は擦ってました。そして恐る恐る停めてみました。



おーっ!全く問題ないですねー。気楽に最後までタイヤを当てられますね。
では、次です。


これですね。こいつはちょっとハイリスクです。さぁ、意を決してやってみましょう。


おっ!行けるのか、行けないのか!?




ちょっと見えずらいですが、ギリです。2センチくらい余裕がありますね。ちゃんとタイヤを当てるまで下げられました。


こうやって見ると、ちょっと怖いですよね。

という事で、今のところ、車止めに車底のでっぱりが当たったり擦ったりしたことはありません。997の時は確実に擦っていた車止めもクリアしています。同じPASM装着者ですから、多分、排気系の取り回しが良くなって、底がフラットに近くなったのでしょう。もちろん、エアロダイナミクス的にも効果はある訳ですから正常進化の結果、車止め問題にも良い結果になったと考えられます。

カレラはRRですから、リアオーバーハングは隙間が無いでしょうし、色々と大変だったはずですが、こういうところも嬉しいところですね。

では、また!









2016年10月8日土曜日

991-2 カレラS またまたPCM不調


NEW NSXは高いよー、って話をしましたが、つまりそれは、NSXにそのお金払うなら、570SやDB11に乗りたいなみたいな事だったわけですが、そんな事を書いていたら、アストンからプレスデーに招待されて見てきました。コレ。


はい、泣く子も黙る、AM-RB 001の国内でのシークレットお披露目です。既に、ここに居たどなたかがYahoo!をはじめ、このお披露目の速報を書いていらっしゃるので、詳しくはググってみてください。レッドブルとの共同開発ですが、まぁ、多分、3億円くらいじゃない、と知人モータージャーナリスト談。150台限定ですが、3億円をかけると、アストンの様な小さなメーカーでは、かなりのインパクトがありますよね。最近、このビジネスモデル流行ってます。

もちろん、今まさにデリバリーがはじまろうとしているDB-11の展示車もありました。



V12エンジンですが、メルセデスAMGからの提供を受けているという噂がありますよね。ただ、メーカーは認めないですね。独自で作っていると言ってますが、どー考えても体力的に無理ですよね。そこで、内装を見ますと、例えば、PCで言うところのマウスに当たる部分ですが、これ、最新のメルセデスのデバイスを100%そのまま流用していますよね。ちょうど、この日の午前中にGLE Coupe 43 に試乗してきたのでよく覚えていますが、完璧に同じものでした。今まで古臭かったインフォテイメントも最新版に刷新されています。まぁ、だから、という訳ではありませんが、エンジンは十中八九、メルセデスAMGのエンジニアリングだと思います。いずれにせよ、とってもセクシーな車です。

PCMの不調再び


何かと、不調があるPCMですが、だいたい、再起動すると直るケースが多いんですね。この現象もその一つなんですが、結構頻繁です。



で、これは一体何かというと、いわゆる5連メーターの1つがディスプレーになっていますが、そこに、PCMの地図がロードされないという不具合です。見ての通り、いくらやっても、ロード中でダメです。ディーラーに確認すると、「報告は結構あります」とのこと。

でも、これ、ソフトウェアの問題だから直りそうもないな、と。そういえば、8月末にPCMのソフトウェアのUpDateの予告があったので、それと一緒にやってもらおうと思ったところ、「実はまだ、日本は正式にUpDateの日が決まっておらず、のびのびになっているんです」と。うーん、なかなかうまく行きませんね。いずれにせよ、UpDateのタイミングでPCM系の不調をまとめてサービスに投げてみようと思いますが、どこまで直るでしょうかね。

では、また!

2016年9月27日火曜日

911-2 カレラS ポルシェの右ハンドル化について


ところで、NEW NSXの日本での価格が発表になりましたね。


先日、六本木ヒルズに展示されていたこの車はオプションが付いて2700万円の上の値札がついていました。率直に言って、だったら、同門のF1コンストラクターである570Sにしますね。ハイブリッドシステムだぞ!とか言われても、多分、この後にRがエンジン+MRで出てくるでしょうから、スポーツカーとしてはまだそっちかなと。であれば余計570Sですよね。あるいは、同じころにデリバリーになりそうなDB11も、ちょっと考え方は違う車ですが、十分に変えちゃう値段です。どうなんでしょう。ホンダ。

右ハンドル化で注目すべき点



さて、991型から右ハンドル化が進みました。日本なんだからそれが正しい訳です。ただ、997まではほとんどが左ハンドルでした。しかし、なぜ左ハンドルが大勢を占めていたのか良く分かりません。「ドイツで作ってるからでしょ」とか「一番のマーケットの北米が左ハンドルだからでしょ」という話は良く聞くのですが、ロンドン市内で出くわす911は右ハンドルです。のべ、随分長い事、ロンドンに滞在していますが、左ハンドルの911を見たことがありません。では、たぶん、マーケットとして似たり寄ったのマーケットなんだから日本も右ハンドルでいいじゃないと思う訳です。

イグニッションは左手で捻るべきだ論


ちなみに、991以降の右ハンドル化を受けてメランコリーな事を言う人が結構います。


例えば、この写真は私の991-2ですが、右ハンドル化したために、キーの挿し込み口が右側にあります。しかし、左ハンドルの場合は、ハンドルの左側い挿し込み、左手でイグニッションを捻ります。997までは私もそうでした。そのことをもって「これぞ911の約束事だ!」と、主張する人たちが居るんですね。

クラッチレスで問題は解消している


確かに、MTの輸入車の場合は、左ハンドルの方が有利です。つまり、輸入車の場合、ウィンカーセレクターは左側ですから、左手でハンドルを持ちながら、右手でシフトチェンジをしながら、左手でウィンカーセレクターを触れるんですよね。だから私は、今まで、ポルシェに限らず輸入車をMTで乗る場合は左ハンドルを選んできました。しかし、今は、スポーツカーも2ペダルのロボタイズドMTがほとんどです。(まぁ、だから911Rみたいな車が出てくる訳ですが)ですから、左ハンドルである必要はあんまりないんです。

ペダルのオフセット論


良く「アクセル、ブレーキ、クラッチ」のペダル類のオフセットについて問題視する人が居ます。確かに、20年以上前の輸入車には、左ハンドル前提の右ハンドル車のペダルの位置が酷いものがあって、ほとんど、中央を向いて斜めに座らないとペダルに正対できない車がありました。しかし、少なくとも、ここ10年はそういう車には全く出くわしません。私は996から乗り継いでますが、右ハンドルでペダルのオフセットがおかしい車はありませんでした。

外車信仰論


車に煩いイギリス人が右ハンドルを受けているため、特に、近年の輸入車が右ハンドルじゃダメな理由はなさそうです。ただ1点気になっているのが「日本人特有の外車信仰」です。そもそも、外車は高級なもの、という位置づけがあり、次に、その高級なものの象徴が「左ハンドル」だったのです。少なくても、現在においても、車に何の興味も無い人でも、その車が左ハンドルだったら、「これは外車?≒高価なもの」と思うかもしれません。しかし、それだけの理由で左ハンドルを選ぶ見栄っ張りって居るんでしょうかね。

デフォルトでの右ハンドル化はありがたい


まぁ、いずれにせよ、今回、991-2を買う際にディーラーのセールス氏は「もう日本のポルシェは右ハンドルしかないと思って下さい」という言葉に個人的には大変安心しました。それが最も合理的ですよね。右ハンドルの国の人が全員右ハンドルに乗ってくれれば右ハンドル開発コストも下がる訳ですから。911に乗る人がそれぐらいの事で「車両価格が安くなってない!」と怒る人はいないでしょう。その分、ポルシェが儲かってくれればそれで良いじゃないですか。

では、また!

2016年9月21日水曜日

991-2 カレラS 「意外とCarPlayいいかも」って話です


この2日間、わけあって素のパナメーラに乗ってました。V6です。最後のロットのエディションとかいうやつ。やー、911乗りとしては、どーなの?って思っていたんですが、はい、私が浅はかでした。凄い出来栄えでした。さすがです。何が凄いかというと、乗り心地なんです。メルセデスのSクラスを彷彿させる足回りです。ぜんぜん言い過ぎじゃないですよ。しなやか過ぎて驚きました。もちろん、V6のベースグレードですから、さほどはやくないんですが、もう、ゆったり過ぎて、はやさとかどうでも良くなっちゃいますね。なにせ、Sクラスですから。スポーツモードにしてPASMが連動して足が固まっても、しかし、十分にしなやか。加えてエンジンマッピングがスポーティーになりますから、もう、極上です。S63みたいなものよりも、V6のパナメの方が面白いかもしれませんね。まぁ、ちょっと求めるものは違うでしょうけど。ただ、やっぱり、デカいですね。全長5m超えの全幅1900mm超くらい。雨の首都高でテールが出たら、もう、カウンター当てて戻れる気がしません。そういう意味では、パナメこそ4系がいいかもしれませんね。これ、本当にターボとかに乗ったら病みつきでしょうね。ところで、新型パナメーラPHVについてモータージャーナリストの島下さんの記事がありあましたので速報まで。

iPhone7の出現


さて、前置きが長くなってしまいましたが、そのパナメーラの最終型には付いていないPCMとAppleCarPlayの続報です。前のPCMとCarPlayに関するエントリーがかなり人気だったのですが、前回のネガティブな書きようから一転します。それが、先日のiPhone7の登場です。ガジェット好きとしては、当然、初日(9/16)に予約で新色の黒を買いました。iOSはupdateされてiOS10になっています。さて、一番の注目は、日本仕様がFeliCa及びNFC対応になった事ですね。いわゆるドコモの商標的に言うと「おさいふ携帯」搭載です。これによって、私はAndroidとの2台持ちとはおさらばして、iPhoneの1台運用となった訳です。

iPhoneをiPodとして認識しないでAppleCarPlayで接続する


で、まさに、この小見出しの通りなんですが、iPhoneを有線接続で充電しながらCarPlayで運用するんですね。


まぁ、使える機能としてはこんなものです。まだ、CarPlay対応のアプリが少ないんですね。facebookとかlineとか、いわゆる「神アプリ」は対応していないんですね。

電話機能とSiri


で、まずは、電話機能ですが、これは他のナビと同じですね。ただ、一番ありがたいのはSiriが使えるんですね。だから、運転しながら、電話帳検索から発信まで、すべて言葉で指示できるというのはありがたいです。通常時から、SiriでiPhoneと会話しておくと、慣れますので、実はすっごく便利なことに気付きました。

ミュージック


前のポストでiPodとしてPCMに認識していた時は、いろいろと不具合が起こってましたよね。でも、CarPlayで「ミュージック」アプリを使うと、全く不具合は起こりませんでした。ほぼI/FもiPhoneのままですから、まったく違和感なく操作が行えます。

メッセージ


要するに、CarPlayではメールが読めないんですね。これ、いろいろな規制が絡んでるかもしれません。危ないですからね。まだ、試してませんが、Siriに読んでもらえるかもしれませんが、少なくても、PCMの画面にメールアプリは出てきません。その代わり、SMSのアプリ「メッセージ」は出てきます。日本人でどこまでSMSを使っている人がいるかは謎なんですが、一応、こいつであれば、朗読も返信もできます。但し、停止時だけですが。

Podcast


で、ラジオが付いてるのに、Podcast要るのかよと思いましたが、いがいとこれが便利ですね。例えば、ヒアリングのトレーニングも兼ねて英語のニュースを聞きたいとか思うんですが、FMだとなかなか難しいですよね。でも、ご存じの通り、Podcastにはコンテンツが充実しています。なんなら、運転しながら、TOEICのヒアリングのトレーニングすらできますからね。これ、一度やると病みつきです。

オーディオブック


うーん。いわゆる本の朗読コンテンツだと思うんですが・・・。これはちょっと難しいですね。まぁ、法律との兼ね合いもあるんでしょうけど、実際は、もう、キャンセラーをキャンセルして、DVDやフルセグテレビを走りながら見ちゃっているのが現状と考えた場合、ちょっとこのアプリは難しいのかなと思いました。これ「読み聞かせ」ですから、眠くなっちゃんじゃないのかな、とか思います。

マップ


PCMはGoogleMapが実装されており、かなりリッチな「カーナビ」環境があります。しかし、その上に、気が向けば、iPhoneのマップアプリが利用できます。まだ、やってないんですが、例えば、事前に「食べログ」でお店の場所を地図にプロットして、そいつを車に乗ったらCarPlayで利用するとかできるかもしれません。ちょっと時間を見つけてやってみますが。ただ、出来たとしても、微妙なのが、そもそも、「PCM Connect」というアプリがスマホにDLできるんですね。ポルシェが提供しているアプリです。で、なぜか、これがちゃんと動いてくれないんですが、こいつが動けば、PCMに実装されているGoogleベースのマップとiPhone上での操作がリンクするはずなんで、わざわざ、CarPlayでAppleのマップを使う必要があるのか、という問題もありますよね。

今後の対応アプリと淡い期待


ただ、一応、Appleは対応アプリを増やすみたいなことを公言しています。となると真っ先に、Twitterやfacebookみたいな話が考えられますが、いずれも文字ベースのコミュニケーションなんで、諸規制とどの様に折り合いを付けられるかが焦点となるのかもしれません。また、CarPlay導入メーカーはほぼ全世界のメーカーになりつつあります。そうなれば、CarPlayの市場もそこそこあるので、近い将来的には、CarPlayの「神アプリ」みたいのが出てくるかもしれません。正直、facebookとLINEが対応してくれるならアプリ代として数千円くらいは平気で払っても良いです。また、安全性との兼ね合いもSiriが優秀なんで、なんとかなりそうだと思うんですけどね。

画面キャプチャをしてびっくり


さて、そんな訳で、引き続き、CarPlayについては色々とやっていきたいと思いますが、CarPlayにつないだ状態でiPhoneの画面キャプチャーを撮ったら、なんと、



この2つの画面、もちろん上がiPhoneの画面で下がCarPlayの画面ですが、が、同時にキャプチャされて、2枚のイメージが写真として保存されました。面白い仕様ですよね。ちなみにCarPlay中もiPhoneからはフル操作ができますのでご安心を。(CarPlay側にコントロールを奪われません!)。

では、また!

2016年8月23日火曜日

991-2 カレラS たった2000キロで3度目の入庫(修理)完了しました(涙)


若いころ、ポンコツイタ者を乗り継いできた者としては、最近の欧州車の信頼性の向上には目を見張るものがあります。ここ10年くらいは、もう国産車と大差なく壊れませんよね。一台前の997カレラSも納車から5年間、約5万キロ乗りましたが故障無しでした。結構、激しく乗りましたよ。交換したのはオイル、クーラント、バッテリー、タイヤ(1回)だけでした。いわゆる、メンテナンスフリーってやつです。

過去2度の入庫の詳細


しかし、今回997からリプレースした991-2は2000キロで3回入庫しました。まぁでも、故障といっても大した事ではなく、ちょっと気になる、程度のものです。

1回目の入庫は、既にポストしてある通り、エンジンルームからの異音でした。これは原因が特定でき完治。で続く2回目の入庫も異音。異音というか、まじ勘弁してよ、2000万円近く払ってんのよ、的なヤツでした。いわゆる、建て付け問題。こちらも既にポスト済みですが、面白いのでYouTubeを貼り付けておきますね。



是非、音を大きくして聞いてやってください。これ、町中では超恥ずかしいんですよね。で2回目の入庫。建て付け不良修正で完治です。

3度目の故障の詳細


1度目、2度目はご愛敬だったんですが、3度目はちょっと焦りました。


はい、お気づきの方はその通り。赤い液体漏れですからクーラント漏れです。夏のもっとも暑い盛りの出来事でした。この写真だけに留まらず、結構漏れていたんですよね。

さすがに3回目ともなると、仏の私も半分切れ気味でディーラーへ電話して、しかし冷静に「すぐ取りに来なさい」と。1回目と2回目は自分で持っていきましたがね。丁度、ディーラーも夏休み前で人繰りができず、プレミアムカーの搬送を行う運び屋が来て、持って行ってくれました。

原因は何か?


今回は液体(=物)ですから、原因不明ってことはないですね。下記、修理記録から一部転載します。

冷却水漏れ(エマ入庫)

クーラントレギュレーター接続部分より漏れ確認
→レギュレーター・ホースに異常なし、接続部分O-ring不良と判断、O-ring交換実施
→現在、冷却水漏れありません。

という訳で、めでたく直りました。しかし、よく、メーカーは新型車の最終テストで、灼熱の南アフリカでの5000キロ連続走行とかにメディアを同行させるじゃないですか。聞けばこのO-ringですが劣化だっていうんですよ。新車なのに。灼熱経験のフィードバックがあればそんな部品使わないんじゃないのー、とか思っちゃいますよね。まーいいや、細かいことはw
もちろん、保証期間ですから費用はかかりません。ちょうど、海外出張中に修理をやってもらったんで、これといって損した気分でもなく。

という訳で、やっと2000キロです。メーカー推奨の慣らし運転は3000キロ強。という訳でお利巧にしておりまして、まだ、例の「ニトロボタン」は押していません。

あ、ちなみに、この3回の入庫はいずれも些細な事でして、まったく信頼性に問題は無いと思ってますよ。996の時も997の時も水冷になってからは本当に信頼性が高いですからね。(国産車でこういう事はないけれど・・・)。ポルシェの名誉のために。

では、また!

2016年8月5日金曜日

991-2 カレラS 911専用 RIMOWA の旅行ケースXL編


さて、先日、例の2ヵ所目の異音を修理すべく入庫した際に、前からバックオーダーしていた911専用のRIMOWAの旅行ケースを引き取ってきました。

スポーツカーの宿命


スポーツカーの宿命として、「乗車定員」と「荷室スペース」は極小になるのは常です。最近でこそ、メルセデスのCLS以降、各社とも「スポーツクーペ風セダン」みたいな中途半端な事をやりだして、これがなぜか大うけという事で、X6を皮切りに、「SUVクーペ」みたいな、おい、軸はどっちなんだ、的なものも出現している訳ですが、911乗りにとっては、そんな世間の流れはどーでもいい訳ですよね。

しかし2+2は何かと便利


そう清い気持ちでスポーツカーに乗るんですが、911みたいに、歴史上2+2の車ってのはなかなか珍しくて、しかし、意外とコレが便利だったりするんですよね。無論2シーター的な使い方で割り切るのも良いですけど、911の後部座席は、子供は乗れますし、前にも書いた通り、「×」で積めば、ゴルフバッグは二人分いけます。加えて、日頃の二人分の荷物は十分に乗りますから、2+2は何かと便利な訳です。

RRというレイアウトと前方トランク


しかし、RRという変態的なレイアウトの為、当然、リアオーバーハングにトランクを設置する訳にいきませんから、おのずと、前方トランクになりますよね。デザインも重要ですから(cd値も)このトランクは小さくならざるを得ません。

専用旅行カバンというソリューション


そこで、ポルシェはディーラにおいてドイツの鞄メーカーであるRIMOWAとダブルネームでポルシェ専用旅行ケースを作ってるんですね。997-2から991-2に乗り換える際、911専用のSサイズの旅行ケースを買ってみました。


これが、結構便利だったんです。なにせ、ベターっとフロントトランクの底に入りますからね。色は、マティーニカラーです。カレラで1-2日出張に出掛けるならコレで完璧ですね。それでは、ということで、同じ色のXLも発注したのですが、バックオーダーで随分待ちました。が、やっと納品です。


Sの倍以上のサイズはあります。そして、見たことのない形ですよ。息子も「パパ、なんかこのカバン変だよ」と。知人のRIMOWAオタクにも確認しましたが、通常のラインナップにこの形は無いそうです。完全に911のトランクに収める用の形になりますね。


一番便利なのは、このポルシェロゴ入りの「持ち手」です。ここを持つと、スッと、フロントトランクに入れられます。


この形状も通常のRIMOWAのラインナップにはありません。へこんでる分、ちょっと容量が減ってしまいますが。


Sサイズ同様のマティーニカラー。お気に入りです。ちなみに、ポルシェマティーニレーシングのキャップも買いました(笑)。


こう置いて見てみると、なんとも滑稽な形ではあるんですが、かなりの荷物が入ります。息子と夏休みに一週間の二人旅をしたんですけど、2人分×1週間の荷物が綺麗にこの中に収まりました。よって、カレラで旅ができますね。十分に。

難点とお値段


ただ1点、難点をあげるとすると、ポリカーボネートの製品しか無いようです。(アルミ製が無い)。無論軽くて良い訳ですが、最近、海外ではRIMOWAのポリカ製品をナイフなどで切り裂く連中がウヨウヨいます。だから、あくまでも、預けない荷物として、車旅行用に使うのが良いでしょうね。気になるお値段はRIMOWAの正規モノと同等です。このXLサイズで11万円ちょっと。ポルシェの新車オーナーならディーラーで買うと10%ディスカウントが効くのでおおよそ10万円ですね。コスパも悪くなく、満足です。


永く使う事を考えると、コレだけ綺麗にぴったりと収まり、大容量のケースは「買い」だと思います。ちなみに、多分、各方面から集めた情報ですと、今の段階では、このマティニカラーは国内在庫無で手にはいらないそうです。ギリギリセーフでした。無論、他のカラーはあります。

では、また!

2016年8月3日水曜日

991-2 カレラS 「異音」が特定され修理完了。が、しかし、次の「異音」が勃発


いつの間にか東京は梅雨明けになったようですね。Newカレラはなかなか距離が伸びず、まだ、1600キロです。タイヤの皮は向けましたが、ブレーキの当たりはもうちょっとだそうです。分かりませんけど。エンジンは3000キロまで待てと、ディーラーのセールス氏。精進します。

「異音」の発生


既に報告させて頂いた通り、車後方、エンジンルーム内からの「異音」が気になり、入庫と相成りました。ディーラーにてサービスの方の同乗で音を確認できましたが、場所の特定には至りませんでした。で、そのまま、入庫。

作業内容


まずは後ろ半分の内張りを全部剥がして、細かく確認。問題みつからず。次に、リアのエンジンフード回り。問題はココでした。リアのエンジンフード(=991-2で新しい部品ですねw)の建付けが悪くてボディーに干渉してました。ココを修正して完了。異音は完璧になくなりました。


なんか、写真が上下逆ですが、ココですね。991-1から991-2への主な変更点の一つですね。カレラ系でははじめての縦型ですね。

ほどなくして次の「異音」発生


昔、ポンコツのイタ車を乗っていたときは日常でしたが、まさか新車のポルシェでヤラレルとは思いませんでした(笑)しかも立て続けに「建付け」系。




まずは、この動画の「音」をお聞きしてください。ドアの開閉の際に情けない音がします・・・(涙
放っておこうと思いましたが、2000万級の車なのに、あまりに情けなさ過ぎるということで、あえなく、再入庫です。まぁ、3年間はメーカー保証なんで、ディーラーも痛まないですから、気づいたら入庫しておきましょう。

という事で今回は、2回目の「入庫」のお話しでした。これは簡単に直って出てくるでしょうね。また報告します。

では、また!

2016年7月5日火曜日

991-2 カレラS PCMのApple CarPlayで良く起こるエラー


ポルシェのPCM(AppleCarPlay動作)だけでなく、国産のカーナビでも多く報告されているこの現象です。私のセカンドカーであるレクサスNXでも全く同じ現象が起こります。

エラーの瞬間を激写


まずは、この動画をご覧ください。




この状況をご説明すると、有線(USB)でiPhone6SをCarPlayとしてではなく、iPodとしてPCMに接続した状況です。本来であれば、画面の様に、PCM側で操作できるはずですが。まったく反応しません。

で、どうしたら良いかというと、iPhone側を触るしかないんですね。


以前もこのブログで触れた通り、991-2では、センターのボックス内にiPhoneが収まります。つまり運転中はここの蓋を閉めますんで・・・


こうなってしまいますよね。つまり、そう簡単には本体を触れない訳です。それでも上記の動画の様になっちゃうと、uncontrolableですから、信号で停まったときに蓋を開けて、本体のアプリを起動させて操作しなくてはいけないんですよね。

他のインフォテイメントシステムでも同様の現象を確認


上述の通り、レクサスNXのインフォテイメントシステムでも同じ現象が確認されています。っていうか、本当にしょっちゅうこうなります。同様にAudiのMMIでも同じ現象が報告されているようです。

となると、もはやインフォテイメントシステム側の問題ではなくって、Apple側の問題なのかなと思ったりします。いずれ解決されるとは思っていますが、CarPlay対応のアプリの少なさを見ても分かる通り、車向けシステムの更新は後回しにされるでしょうからなかなか改善されないのではないかと思っています。

もし、他にも情報がありましたら、是非、教えてくださいね。

では、また!



2016年6月28日火曜日

911-2 カレラS PDKのシフトロジック


広くあまねく、パドルシフトがついて久しいですが、このパドルシフトのロジックにはいくつかのパターンがあります。しかし、ポルシェのロジックが必ずしも良いとは限らないのでちょっと触れておきますね。(まぁ、もちろん、何らかの哲学があるのは重々承知です)。

BMW M3 MDCTのロジック


ここでロジックといっているのは何かというと、マニュアルモードからオートマモードへ戻る際の「時間」の事を言っています。はじめて、M3にDCTが載ってパドルシフトになった時に、カレラから浮気をして乗っていた時期がありましたが、パドルを触ると、自動でマニュアルモードになります。これは当たり前ですね。その後、オートマモードにするには、わざわざシフトレバーを「ガチャガチャ」やって、いったんマニュアルモードに倒してからオートマモードにする操作をしないと「任意」の時間で戻ってくれません。確か、当時のM3のロジックは、マニュアルモードのままパドルやフロアシフトでシフトチェンジをせずに「16秒」経過すると、オートマモード戻る、というロジックでした。この「16秒」は少々長すぎました。

メルセデスとレクサスのロジック


で、そこにきて、メルセデスとレクサスのロジックは、これが流石にちょうど良いと感じるんです。今でもそうですが、アップシフトのパドルを「長引き(2-3秒)」すれば、任意の時間でマニュアルモードからオートマモードに切り替わってくれます。本当にこれは丁度良いんですよ。

ポルシェのロジック


さて、本題のPDKのロジックはというと・・・


この写真は、991-2のレブカウンターです。このPDKのセレクターのところに、「M」と「D」がありますが、それぞれ、マニュアルモードとオートマモードです。といっても電子制御が変わるだけで、実態はPDKですからダブルクラッチのロボタイズドMTですね。

でもって、フロアシフトを左に倒すかパドルを触ればマニュアルモードです。この状態から、オートマモードに切り替えようと思い、アップシフトの「長引き」やアップシフトとダウンシフトの両方を同時に「長引き」(これは、フェラーリが355F1で両方引くとニュートラルになるっていうマニアな仕様でしたw)などいろいろ試しましたが任意の時間でオートマモードにするのは不可能でした。従って強制的にフロアシフトを「M」に倒し、また「D」に戻すというBMWと同じ悲しい操作をするか、あるいは、マニュアルモードでパドルを触らずに、一定程度時間を待つしか方法がありません。上述のM3の場合は、「16秒」ルールでしたが、ポルシェはそれよりは短かった感じです。ただ、10秒ちょっとはあったので、「うーん、待たされるなー」という感じです。ただし、アクセル操作を非常に敏感に感じ取り、当該ギアが不足となればその瞬間MTモードは解除されます。

という事で、人によっては、どーでも良い話かもしれませんが、パドルが流行してきた時期からずーっと感じていた事なのでちょっと書いてみました。いま、代車で乗っているケイマンのPDKも同じロジックですね。個人的には、メルセデス、レクサスの様に任意の操作でMTモードが解除できるロジックがしっくりきますね。

では、また!

2016年6月27日月曜日

911-2 カレラS 「異音」発生による入庫と代車のケイマン


だいぶ久しぶりの投稿になってしまいました。この間、投稿することが何も無かった訳ではなく、色々とあるのですが、それはまた改めて。

「異音」発生


さて、やっと1000キロを超えました。すべて順調だったのですが、いくつか気になることがありました。「後方からの異音」です。どんな異音かと言えば、最初は結構大きな音で「カチカチ」という音が、段差やガタガタの路面などを通過するときに後ろ方向から聞こえるようになりました。その内、この音に加えて、「ギュッ、ギュッ」という音が、同じく、荒れた道を通ると聞こえるようになりました。最初に気にしないようにしていましたが、やっぱり、結構音が大きく、気になるので、ディーラーへ。

サービスのエンジニアの方に同乗して頂き、当該異音を確認。

まず、「カチカチ」の正体は、

「あー、これは、シートベルトですね」

とのこと。カレラでは良くあるそうです。シートベルトにくっついているプラスチックや金属がボディー側の硬い素材と干渉して鳴るそうです。

「直ります」

とのこと。次に「ギュッ、ギュッ」の異音。

「うーん、コレは何でしょう・・・。聞いたことがありませんが、確かに鳴ってますね」

と。いずれにせよ、入庫になりました。(もちろん、保証対応です)。

代車はケイマンのベースグレード


保証対応の場合は代車が出るようで、今回は、真っ赤なケイマンのPDK(スポクロ付き)でした。


カレラに比べるとだいぶ小さい感じがします。もちろん小さいのですが。後ろはこんな感じですね。


スペックは再度述べる必要は無いと思いますが、最新の(まだデリバリーは始まってませんが)718系の前の最後のモデルなので、ベースグレードで2.7LのNAエンジンです。
ディーラーからの帰り道、休日の首都高で結構攻めましたが、やっぱりベースグレードだと絶対的な出力不足ですね。スポクロをスポーツやスポーツプラスにしていろいろやりましたが、結局、エンジンとミッションのマッピングが変わるだけですから、別に速くなる訳でもなく。これなら、やっぱり、「S」は必須かなと思う一方で、ならば、オープンエアーも楽しみたいと思う訳で、40kgほど重いらしいですが、ボクスターのS辺りが良いのではないでしょうかね。

ただ、さすがポルシェと思ったのはシャーシー性能とミッドシップならではの回頭性です。エンジン出力以外は文句のつけようがありませんでした。特にスポーツプラスにするとPASMによって足が固まります。こうなるとほぼ無敵です。これで出力があればカレラもカモれるでしょう。パドルを駆使してPDKをフルに使って2ペダルで運転すると本当に「楽しい」です。出力が不足しているということは、逆に言うと、首都高レベルでも全開で走れる訳で、それはそれで楽しい体験でした。

4発になっていろいろ言われていますが、718シリーズも本当に楽しみですね。

PDKの味付けが違う


それと驚いたのが、カレラとケイマンではPDKの味付けが全く異なる事です。エンジンの搭載位置も違えば車も違うので当たり前ですが、前にも触れた、997から続くPDKのクラッチを切る辺りの超低速の処理でのガタつき、がケイマンのPDKでは全く気になりませんでした。一瞬、トルコン?って思うくらい。理由は今度エンジニアに聞いてみますが、何らかの理由があるのでしょう。

ところで、入庫した991-2の右ドアに埋め込まれたスピーカー周辺の「ビビリ音」も「どーにかしてー」と言ってみたのですが「それは勘弁してください(涙)」と。まぁ、そうですよね。ギリギリまで重量を切り詰めている車ですから致し方ないでしょう。

では、また!

追伸:
3日代車のケイマンに乗ってみて、確かに、上述した通り、パワー不足はあるのですが、エンジン搭載位置が違うと、こんなにも違うのか!ってくらい、回頭性が抜群なのに気づきました。だから、スポーツクロノをスポーツにセットして、加えて、パドルシフトを駆使して走ると超楽しくって、カレラでは味わえない一体感がありますね。これはこれでアリだなと正直思いました。エンジンパワーが欲しいなら、「S」にすればなんとかなりそうですし。そういう意味で、718シリーズには相当期待したいですね。

2016年5月30日月曜日

991-2 カレラSと立体駐車場



今日は一日、都心をカレラで動きました。スポーツカーは色々と駐車場に気を使いますが、その中でもカレラは比較的「大丈夫」な類の車です。ちょっとそんな話を書いてみたいと思います。

全幅1850mmと東京


ご存じの通り、スポーツカーも軽自動車も年々サイズが大きくなっています。特に、日本の駐車場事情を考慮しない輸入車のサイズアップの勢いは止まりません。そんな中、カレラだけは、なんとかサイズを小さく保っています。(もちろん、フルモデルチェンジの際には本当にちょっとだけ大きくなってきましたが)。

最新のカレラ、つまり、991-2の全幅はポルシェの発表では1810mmとなっています。しかし、これは間違いです、という話は前にポストしました。実際の車検証の全幅は1835mmになっています。


コレですね(笑)。タイヤが前モデルよりも大きくなったので、少々飛出ちゃって、日本の車検が通らないので、このプラスチックパーツを付けた分だけ広くなっちゃったんですね。一体、そういう車検制度はどーなんでしょうね(涙)。

で、このサイズですが、私が住んでいるマンションの立体駐車場には入るサイズです。


全幅が1850mmです。で、日本国内多くの立体駐車場の全幅はこのサイズです。という事は、カレラ4系やターボ系はもはや停められませんね。もちろん、フェラーリやランボもNGですし、たぶん、いわゆる欧州のスポーツカーのポルシェカレラ以外は殆どが停められません。


そこで最近の大きな集合住宅には、ひとサイズ大きい1950mmのパレットも見受けられます。コレですね。これなら結構いけます。例えば、最近マイチェンが発表されましたが、フェラーリFFは1945mmですからギリで入れられます。

規制と現実


今朝、新宿の某ビルに行きました。相当大きな新しいビルですよ。地上50階以上です。地下の駐車場へ入って、唖然としたのですが、広大な地下駐車場に、所狭しと、全幅1850mmのパレットが並んでいます。2階建てになっていますが、2階は事実上使われません。なぜなら手動だから。これ、多分、何かの法律で、ビルの規模に対して収容する車の台数が決まっているんだと思います。それをクリアするために、わざわざ無意味なパレットを入れているんです。私は入れましたが、後ろについてきた、レンジのイヴォーグ(全幅1900mm)は、残念ながら停められず出ていきました。

この現象は結構大きいと思われる商業施設でも起こっています。例えば、森ビルの誇る、虎ノ門ヒルズも同様です。平置き駐車場に並べられたパレットは、すべて1850mmです。これじゃ、輸入車やレクサスは停められませんね、ほとんど。同じく森ビルの六本木ヒルズは、多分、かなりの敷地があるんで、平置きが充実していますが、比べて、虎ノ門ヒルズは狭いからでしょう。虎ノ門ヒルズに車で来る「層」の多くは、全幅1850mm以上の車でしょうから、由々しき問題です。現在、駐車場は工事をしています。これはあくまでも推測ですが、一回この基準をクリアしてしまえば、作り変えた場合、ペナルティーが無いのではないかと感じています。(時間がある時に調べますが)。だから、後から作り直す(パレットを無くす)んじゃないかと。工事後、平置きになっていたらビンゴですね。

カレラは入る


要するに、特に都心の駐車場問題というのは結構あるんですね。特にスポーツカー乗りには大問題です。でもカレラは大丈夫なんです。多くは、1850mmのパレットですから、カタログ値1810mmなんで余裕です。日本でも普通乗りできる数少ない本格スポーツカーかもしれません。(ただ、カレラでも4系のワイドボディーはNGです!)。

六本木ヒルズ


帰り際に、JINSでサングラスを買いたくて、首都高C1を霞が関で降りて、六本木ヒルズ店へ行きました。六本木ヒルズは本当によく使う商業施設です。駐車場は沢山あるし、年会費無料のヒルズカードを持っていれば、何も買わなくても2時間まで駐車料金が無料ですので。

で、私がいっつも使っているのは、センターループに入ってちょっと行った左側の「P2」駐車場です。どこへ出るにもアクセスが良いのと、洗車も引き受けてくれますんで、車が汚れているときなどは、打ち合わせの間にピカピカにしてくれます。


P2駐車場は、スポーツカーの展示場の様ですから結構楽しめます(笑)。今日も隣はイタリアでした。しかも、私のナンバーもイタリアのナンバーも車由来の数字構成という事で、かなりの物好き並びです。後ろを見てもらえると、EV対応もしています。だからテスラも多いです。ミッドタウンなんかでもそうですよね。

フルサイズSUV


六本木ヒルズの平置き駐車場をしても、やっぱり、デッカイのが、フルサイズのSUVです。例えば、こんな感じです。



先日、鳴り物入りでデリバリーが始まったレクサスのフルサイズSUV「LX」ですね。まぁ、いわゆる、ランクルです。左側、ギリで柱に攻めてますよね。がしかし・・・


悲しいかな、運転席側もギリです。うーん、ヒルズのP2でもコレですから、行くところを選んでしまいますね。やっぱり、東京でのSUVは実用であれば、最大でもミッドサイズSUV(レクサスで言えばRX)が妥当ですよね。

という事で、カレラと駐車場でした。
では、また!