2016年11月5日土曜日

991-2 カレラS ブレーキの話


997と比べてどうか


991の前期に乗っていないので、今回の後期型のブレーキがどうかという比較対象は997の後期になってしまうんですが、その前提で印象を書きます。

距離も3000キロを超え、ディーラー推奨の慣らし運転も完了。やっと回せるようになりました。従って、ブレーキも思いっきり踏めるようになりました。3000キロですから、ブレーキパッドもだいぶ当たりがついている頃かと。

サイズ


997に比べて991は普通のカレラが318mmから330mmへ、カレラSが330mmから340mmにローターが拡大しています。キャリパーはカレラが4ポッドであるのに対しカレラSは6ポッド(リアは4ポッド)です。車重は997時代と大して変更ありませんから、ブレーキだけ見た目の数値が大型になっている感じがします。

印象はどうか


これが、997後期にくらべて991後期は、驚くほどブレーキの印象が違うんですね。ポルシェのブレーキですから、いわゆる「宇宙一」であることは変わりないのですが、

997後期は

踏めば踏むだけ効く

という感じだったのに対して

991後期は

足を乗せただけでブレークパッドがローターに吸い付くように効く

という感じに大きく変わりました。ひょっとすると好き嫌いはあるかもしれませんが、個人的には最新カレラSのブレーキは今までで最高です。これだけ効くことに慣れてしまうと、ブレーキポイントが遅くなりますから、後続車をチラ見してから、みたいな動作になります。それだけ効くんですね。

PCCBは必要なのか


+百数十万払うと黄色いキャリパーのカーボンセラミックブレーキ(PCCB)を付けることができます。確かに、最新のPCCBは立ち上がりも早く、とてつもなく効きます。ですから一度つけると病みつきになると言われてきました。私もPCCB装着車に何度も乗ったことがありますが、まー、とてつもなく効くんですよね。ディーラーのセールス氏曰く「本当に追突事故が多発しています」というのがわかります。でも、そのPCCBをもってしても、当たりの付いた最新のブレーキは殆どそん色ないほど(もちろん、乗り比べればわかると思いますけど)高度な制動性を見せるブレーキになっています。ですから、捨てるほどお金があれば別ですが、ランニングにもとてつもなく費用がかかるPCCBは不要だと思いました。まだ今の車でサーキットへは行ってないのでフェードに関する感触はわかりませんが、まぁ、これなら大丈夫でしょう。


とにかく、カレラSの純正ブレーキは惚れ惚れするほど効きますので、是非、お試しください。

では、また!

0 件のコメント:

コメントを投稿