997と比べてどうか
991の前期に乗っていないので、今回の後期型のブレーキがどうかという比較対象は997の後期になってしまうんですが、その前提で印象を書きます。
距離も3000キロを超え、ディーラー推奨の慣らし運転も完了。やっと回せるようになりました。従って、ブレーキも思いっきり踏めるようになりました。3000キロですから、ブレーキパッドもだいぶ当たりがついている頃かと。
サイズ
997に比べて991は普通のカレラが318mmから330mmへ、カレラSが330mmから340mmにローターが拡大しています。キャリパーはカレラが4ポッドであるのに対しカレラSは6ポッド(リアは4ポッド)です。車重は997時代と大して変更ありませんから、ブレーキだけ見た目の数値が大型になっている感じがします。
印象はどうか
これが、997後期にくらべて991後期は、驚くほどブレーキの印象が違うんですね。ポルシェのブレーキですから、いわゆる「宇宙一」であることは変わりないのですが、
997後期は
踏めば踏むだけ効く
という感じだったのに対して
991後期は
足を乗せただけでブレークパッドがローターに吸い付くように効く
という感じに大きく変わりました。ひょっとすると好き嫌いはあるかもしれませんが、個人的には最新カレラSのブレーキは今までで最高です。これだけ効くことに慣れてしまうと、ブレーキポイントが遅くなりますから、後続車をチラ見してから、みたいな動作になります。それだけ効くんですね。
PCCBは必要なのか
+百数十万払うと黄色いキャリパーのカーボンセラミックブレーキ(PCCB)を付けることができます。確かに、最新のPCCBは立ち上がりも早く、とてつもなく効きます。ですから一度つけると病みつきになると言われてきました。私もPCCB装着車に何度も乗ったことがありますが、まー、とてつもなく効くんですよね。ディーラーのセールス氏曰く「本当に追突事故が多発しています」というのがわかります。でも、そのPCCBをもってしても、当たりの付いた最新のブレーキは殆どそん色ないほど(もちろん、乗り比べればわかると思いますけど)高度な制動性を見せるブレーキになっています。ですから、捨てるほどお金があれば別ですが、ランニングにもとてつもなく費用がかかるPCCBは不要だと思いました。まだ今の車でサーキットへは行ってないのでフェードに関する感触はわかりませんが、まぁ、これなら大丈夫でしょう。
とにかく、カレラSの純正ブレーキは惚れ惚れするほど効きますので、是非、お試しください。
では、また!
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