若いころ、ポンコツイタ者を乗り継いできた者としては、最近の欧州車の信頼性の向上には目を見張るものがあります。ここ10年くらいは、もう国産車と大差なく壊れませんよね。一台前の997カレラSも納車から5年間、約5万キロ乗りましたが故障無しでした。結構、激しく乗りましたよ。交換したのはオイル、クーラント、バッテリー、タイヤ(1回)だけでした。いわゆる、メンテナンスフリーってやつです。
過去2度の入庫の詳細
しかし、今回997からリプレースした991-2は2000キロで3回入庫しました。まぁでも、故障といっても大した事ではなく、ちょっと気になる、程度のものです。
1回目の入庫は、既にポストしてある通り、エンジンルームからの異音でした。これは原因が特定でき完治。で続く2回目の入庫も異音。異音というか、まじ勘弁してよ、2000万円近く払ってんのよ、的なヤツでした。いわゆる、建て付け問題。こちらも既にポスト済みですが、面白いのでYouTubeを貼り付けておきますね。
是非、音を大きくして聞いてやってください。これ、町中では超恥ずかしいんですよね。で2回目の入庫。建て付け不良修正で完治です。
3度目の故障の詳細
1度目、2度目はご愛敬だったんですが、3度目はちょっと焦りました。
はい、お気づきの方はその通り。赤い液体漏れですからクーラント漏れです。夏のもっとも暑い盛りの出来事でした。この写真だけに留まらず、結構漏れていたんですよね。
さすがに3回目ともなると、仏の私も半分切れ気味でディーラーへ電話して、しかし冷静に「すぐ取りに来なさい」と。1回目と2回目は自分で持っていきましたがね。丁度、ディーラーも夏休み前で人繰りができず、プレミアムカーの搬送を行う運び屋が来て、持って行ってくれました。
原因は何か?
今回は液体(=物)ですから、原因不明ってことはないですね。下記、修理記録から一部転載します。
冷却水漏れ(エマ入庫)
→クーラントレギュレーター接続部分より漏れ確認
→レギュレーター・ホースに異常なし、接続部分O-ring不良と判断、O-ring交換実施
→現在、冷却水漏れありません。
という訳で、めでたく直りました。しかし、よく、メーカーは新型車の最終テストで、灼熱の南アフリカでの5000キロ連続走行とかにメディアを同行させるじゃないですか。聞けばこのO-ringですが劣化だっていうんですよ。新車なのに。灼熱経験のフィードバックがあればそんな部品使わないんじゃないのー、とか思っちゃいますよね。まーいいや、細かいことはw
もちろん、保証期間ですから費用はかかりません。ちょうど、海外出張中に修理をやってもらったんで、これといって損した気分でもなく。
という訳で、やっと2000キロです。メーカー推奨の慣らし運転は3000キロ強。という訳でお利巧にしておりまして、まだ、例の「ニトロボタン」は押していません。
あ、ちなみに、この3回の入庫はいずれも些細な事でして、まったく信頼性に問題は無いと思ってますよ。996の時も997の時も水冷になってからは本当に信頼性が高いですからね。(国産車でこういう事はないけれど・・・)。ポルシェの名誉のために。
では、また!